昨年にお会いしたお客様のお話です。
「もう5年・・彼とお付き合いしていますが、彼はまだ結婚をしてくれる様子はないです・・・」と彼女は言いました。
「結婚したかったのでしょう?」とふるらんが聞くと少し黙っていて・・そして体が少し震えて・・・テーブルに涙が落ちました。
女性の5年って・・・大切なのよね。
年をとってからわかるけど、あの時子供が産めたら・・とか思いますし。
結婚して少し間をおいてから・・子供、とか言われても、もしかして数か月後には何かしらの病気になって
「今はお子さんは産めませんよ」と婦人科の先生に言われる悲しさもある。
産みたいときに産める幸せ・・・って男性にはわからないと思うのよね・・・
タロットを数枚・・・無造作に出してみました。
聞こえてくるメッセージが
「お金を失うもの」ばかり・・・
「タロットを自分なりに何回もしてみました。同じカードがこれと、これです」と指をさしてくれました。
かなりのお金を彼に出していたみたいです。
「でも・・・次のカードが答えみたいだけど・・めくってみる?」とふるらんが聞くと
「はい、自分でめくります」と言って開くと・・カップの8.
彼女は
「これって・・あまり意味が分からないのですが・・・」と言われたので教えてあげました。
このカードは静かな暗い海辺でカップが8個積み立ててあります。
そして人が背中を向けて・・・ほかのところへ移動しています。
背中から見えるものは・・・8個カップ(こころ)を積んだけれど・・・でも、違った・・ということです。
「あなたは8個、いえ、それ以上の愛を彼に積んで、そして努力してきたの。でもどこかであなたはわかっているみたい。あきらめるってことを。そのために杖をつき、あたらなる場所へ移動しなければならないということなの」というと
「集めたカップは・・お金とか心ですね?」というので
「ええ、そしてあなたの年齢という人生・・・」というと彼女は上を向き、涙が流れるのを止めるようにしながら
「ふぅ〜〜〜〜」と大きな深呼吸をしました。そして
「どうこうじゃないですね・・・こうやってカードが出て来るのだから」と言いました。
そして続けて
「このカードの暗闇のような出発になるのですか?」と聞かれるので
「暗闇に見えるか・・それともこれから朝日が昇るか・・・あなたの心しだい。このカードに月と太陽があるように、月は欠けるけど満る。太陽は闇に隠れるけど、また朝日になって登ってくる・・・・あなたの選択次第で、人生は変わるし、積み重ねたカップをあきらめたら・・きっと朝日になると思うわ」というと
「本当に・・あきらめたら朝日になりますか?」というので
「ええ、彼から返してもらうことを手放したら・・・杖を突きながら新しい場所へ行けるのよ。杖は知恵であり、経験であるから、あなたはまた大人の女になって、器が変わるわ。今度はカップの大きさを変えて、積み重ねられる男性と出会いましょう。そうね〜・・・年末から来年にかけて良い年だから・・・きっといいことがあるって信じてほしいわ。朝日は必ず昇るって・・ね?」と話ました。
そして・・・また、シャッフルして・・一枚引くと・・・彼女にめくってもらいました。
またカップの8、そして逆。
「あなたは新しい関心をもつことを得られるわ」と言いました。
その2か月後・・・彼女から連絡がきました。
ある場所を歩いていたら、彼女好みのカフェを見つけ、一人で入ってみたそうです。
そして・・紅茶とケーキを頼み・・カップを見てみるとハートの形のカップでした。
ふっと
「スイーツって・・幸せになれるんだ・・」と思い、昔から思っていたお菓子教室に通うことにしました。
初めて行ったお教室で、生徒さんが7人、そして先生。
ケーキを焼いて・・お茶を入れることにして・・・
カップが8個・・・
思わず、あ〜これが答えなのね・・・と思ったそうです。
それから彼女はケーキのお勉強をするために、いろんなケーキを食べることにしました。
そして見つけたケーキ屋さんの土日のバイトをみて、そこに働きに行くことにしました。
「みんなよい人ばかりです。ここでしばらく頑張ります」と連絡がきました。
そして・・・・・・
「ケーキ屋さんのご主人から彼の弟さんを紹介されました。話をしていてちょっといい感じだと思いましたので相性を見てもらえますか?」と連絡がきて、とっても相性が良かったので進むことをお勧めしました。
今お二人はお付き合い中。
将来は二人でお兄さんのケーキでカフェをするそうです。
そして彼女は今、パイを焼く訓練をしているそうですよ。
やっぱり・・重ねて幸せになるようになってるのよね〜。